2017年度第2回講演会
昨年10月に新潟県教育委員会は、2016年度の県内小中高、特別支援校でのいじめ認知件数が9,935件で、前年度の3倍超に大幅に増加したと発表しました。
依然としていじめの被害で苦しむ事態が続いているのですが、2016年11月21日には、県立新潟工業高校1年生が「毎日が生き地獄」と遺書に書き残して、自ら命を絶ちました。生徒は学校に相談していたとのことです。いじめられた生徒は、何が原因で命を絶つまでに追いつめられたのか。学校は、どの様に対応したのか。なぜ、救えなかったのか。
講演会では、ご遺族の佐々木正さんに、わが子を突然にいじめで失った悲しみや悔しさとともに、学校・教育委員会の対応の問題点を語っていただきます。
命を奪っていくいじめをどう防ぐか、いじめられた生徒をどう救済するか、私たち大人に課せられた課題は少なくありません。ご遺族からの問いかけを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
佐々木正さんからのメッセージ
2016年11月21日、突然一人息子が命を自ら絶ってしまいました。息子は遺書を残し、そこからいじめを受けていたことを初めて知りました。…。
学校は事件発生直後、校長が「すべて私の責任です」と発言したにもかかわらず、1年以上経った今も何の処罰もなく、また自らとれる責任すらとらず、遺族に対して不誠実な対応を取り続けています。
全国で依然として多くのいじめの問題・事件が発生し、その対応で多くの子どもたち、その保護者の方たちが傷つけられています。各地で悩み苦しんでいる方々の証言などもお伝えしながら、問題点や解決策などを皆様とご一緒に考えていきたいと思います。
開催日時 2018年3月25日(日)午後1時30分から午後4時
(受付 午後1時から)
会 場 新潟市総合福祉会館4F(405号室)
新潟市中央区八千代1−3−1
講師 佐々木正さん
参加費 500円(会員300円) 学生無料
主催 NPO法人子どものオンブズにいがた