活動実績

相談活動

これまでに行った、いじめ・虐待などの相談・調整活動の件数です。

2015年

内容別  いじめ2件、暴言1件、体罰1件、虐待1件、学校不信1件
地域別  新潟市2件、新発田市 1件、三条市1件、糸魚川市1件
校種別  中学校3校、小学校1校、市(含む教育委員会)1か所 

2016年

内容別  いじめ2件、虐待2件、学校不信1件
地域別  新潟市5件、三条市1件
校種別  高等学校2校、中学校2校、小学校1校

2017年

内容別  いじめ3件、不登5件、嫌がらせ2件、いじめ自死1件、その他2件
地域別  新潟市6件、新発田市1件、三条市1件、見附市1件、上越市1件、糸魚川市2、東京都1件
校種別 高校7件、中学校3件(内特別支援学校1件)、小学校3件

2018年

内容別  いじめ1件、不登校2件、暴言1件、いじめ自死1件、その他2件
地域別  新潟市5件、新発田市1件、 糸魚川市1件
校種別  高校4件 小学校2件、職業能力開発校1件

2019年

内容別  いじめ1件、不登校2件、いじめ自死1件、その他(不明)1件
地域別  新潟市4件、不明1件
校種別  高校1件、中学校1件、小学校2件、職業能力開発校1件

2020年

内容別  いじめ1件、不登校1件、いじめ自死1件、その他1件
地域別  新潟市3件、上越市1件
校種別  中学校1件、小学校1件、その他成人2件

※ コロナの影響で学校が休校になったことでいじめの相談は減りました。

2021年

内容別  いじめ1件、不登校2件、いじめ自死1件、その他1件
地域別  新潟市3件、長岡市1件、他町村1件
校種別  中学校2件、小学校1件、その他成人2件

※コロナの感染拡大の影響により学校で過ごす時間や学校行事が減り、友達との接触が減少したことから増加傾向にあったいじめは減少に転じた反面、不登校が増加傾向となり新潟県内の小中学校では過去最多という報告がありました。

累計件数

相談内容別累計件数(円グラフ)
相談内容別累計件数(棒グラフ)
校種別累計件数
地域別累計件数
年齢・性別累計件数

講演会活動

子どもたちの人権、いじめ・不登校等をテーマとした講演会の開催を年1〜2回行なってきました。これまでの講演会は以下のとおりです。

2013年

第1回講演会

4月29日、日本で初めて「子どものオンブズパーソン制度」をスタートさせた、兵庫県川西市の取り組みを学ぶため、当時関西大学大学院に在籍中に初代調査相談専門員として、いじめ調査に携わっていた住友剛さん(京都精華大学准教授)をお迎えし、いじめ防止がいかに大切かを語っていただきました。
川西市が条例制定にあたって、市議会議員からは満場一致での賛同を得られたとのことです。

第2回講演会

東京大学大学院 鈴木 翔さんを講師に迎え、「いじめとスクールカースト」というテーマで講演をいただきました。
スクールカースト=学校内で認識される生徒間の身分の差、1軍、2軍、3軍で違う振舞い方、或いは「いじめとスクールカーストはどこが似て、どこが違うか?などについて講演をいただきました。

2014年

第1回講演会

講師に筑波大学人文社会系教授 土井 隆義さんを迎え、本年6月29日(日)新潟市総合福祉会館において開催されました。 演題は「いじりといじめ」~なぜ「りはめより100倍恐ろしい」のか~というサブタイトルのもと行われました。 現在の子どもたち間に起きている「人間関係のリスク化」、不安感からの人間関係間における「承認願望の高まり」フラットな友達関係「つながり方をかえる」こと等について熱く語っていただきました。

第2回講演会

新潟市総合福祉会館において、2月1日「子どもたちを取り巻くネット環境」
~最新事例その対処法~と題し、全国Webカウンセリング協議会理事長安川雅史さんを迎え開催されました。

2015年

第1回講演会

6月6日、新潟市総合福祉会館において「陰口はいじめではないのか!」~阿賀野高校生徒自殺事件の調査委員会報告を問う~と題して遺族の代理人である弁護士斎藤裕さんによる講演会を開催、この講演会にはご遺族もお見えになり、前日まで元気にしていたお嬢さんの悩みに気づけなかったことなど、やるせない心境を語っていただけました。

第2回講演会

2月27日、新潟市総合福祉会館においてエンジェルアイヅ主宰 遠藤美季さんを迎え、「子どものスマホ依存とその防止」と題して講演していただきました。
この講演会についてはNSTニュースで報道され、子どもの効果的なスマホ活用について報道されました。

2016年

第1回講演会

6月26日(日)首都大学東京 子ども・若者貧困研究センター 特任研究員小田川 華子さんを迎え「日本における子どもの貧困の現状~他の先進国との比較から~」と題して開催されました。
小田川先生の話で「子どもの相対的貧困率」が2012年16.3%で6人に1人が貧困状態にあり、OECD・経済協力開発機構の公表では加盟国34か国中6番目に悪い順位だそうです。
2016年の今は更に増えているとのこと、私たち個人ではどうにもならないことかもしれませんが、貧困から抜け出せるよう力を貸してあげられればと願っています。

第2回講演会

3月19日(日)T.I.U.総合探偵社代表、NPO法人ユース・ガーディアン代表理事の阿部泰尚(ひろたか)さんを迎え「いじめと探偵~救える命を救え~」と題しての講演を開催しました。
探偵社がなぜ学校内、子どもたちの間で起きているいじめに取り組むようになったのか。頻発するいじめ、学校でのいじめ対策、取り組まれているいじめ対策、担任の役割と学校の対策、保護者の認識をはじめ、予防の提案として学校と地域での予防、子どもたちの対策参加などについて語ってい頂きました。
いじめがいけないという文化がないこと。いじめ予防対策はやってはいますが熱が入っていない、危機感もない、いじめは本当にダメなんだよという土壌づくりができていない。
自分の住んでいる地域に「いじめ防止条例」が出来ていない。それによって第三者委員会が作れない、という問題の発生が起きている。

2017年

第1回講演会

6月25日(日) 新潟市総合福祉会館において、演題 「わが子の命を奪われた学校事故・事件から見えるもの」~先生はわたしたち子どもを守らない~と題して、全国学校事故・事件を語る会代表世話人宮脇勝哉さんを迎え、ご子息が部活中に熱中症で亡くなられたことを受け、部活顧問、学校、教育委員会が真実を隠すという事後対応に不信を抱き、再発防止図らなければという強い信念のもと一人で大きな組織と戦ったこと、亡くされたご子息への愛情について熱く語っていただきました。

第2回講演会

3月25日(日)新潟市総合福祉会館において、「いじめ事件発生とその後の対応についての問題点 ~誰も救われない学校・教育委員会の対応~」と題して、2016年11月、当時高校1年生であった息子さんが、いじめに苦しみ、「毎日が生き地獄」と遺書に書き残して自ら命を絶った事件のご遺族を迎え、講演会を開催しました。いじめられて、何度も学校に相談したにもかかわらず、何も対応してもらえなかった無念さと学校への不信を語っていただきました。

2018年

第1回講演会

9月16日(日)1時30分から、新潟市総合福祉会館において、「指導死 親の会」 共同代表大貫隆志さんを迎え、「子どもの命を守るために~指導死の観点から~」という演題で講演をいただきました。大貫さんは18年前、死に至らしめる教師の指導により苦しめられた中2の次男を亡くされたのです。 「指導死」とは。生徒指導により子どもが自殺へと追い込まる造語で、不適切な言動や暴力などを用いた「指導」を教員から受けたり、見聞きすることによって、児童生徒が精神的に追い詰められ死に至る。妥当性、教育的配慮を欠く中で、教員から独断的、場当たり的な制裁が加えられ、結果として児童が死にいたる、等々を定義としています。 当日は、いじめにより自死された高校生のお父さん、現在、いじめにより不登校となっているお子さんのお母さん、元教員の方々の参加と関心の高さが伺えました。

第2回講演会

3月24日(日)新潟市総合福祉会館において、「『私は、担任にいじめられていました』~自死した元テクノスクール生の遺族(母・姉)が語る、自殺に至る真相~」と題して、ご遺族による講演会を開催いたしました。
2017年7月元新潟県立テクノスクール生が、卒業後5年を経過していながら2通の遺書を残し自ら命を絶つという事件が起きました。突然ご家族を襲った不幸な出来事から、ご子息に何が起きていたのか、何故命を絶たなければならなかったのか、その真実を求め県との戦いの始まりでした。この事件は、県内の新聞やテレビで大々的に報道され、全国ニュースにもなりました。まだ真相の究明に至っていない中、これまでのご遺族の取組み、悲しみや怒りを熱く語って頂きました。
当日は会員、マスコミ(新聞社2社)の取材があり関心が高く、反響の高さを感じた講演会でした。

2019年

第1回講演会

NPO法人ジェントルハートプロジェクト理事 小森美登里(こもり みどり)さんを迎え「いじめってなんですか?」~いじめに対する大人の認識をかんがえる~
と題して講演を開催しました。小森さんは1998年高校入学間もない一人娘さんをいじめによる自死で失われ、いじめが社会の大きな問題であることを知り、いじめのない社会、あたたかい教室と学校を目指しご夫婦で活動を進められ、講演活動を通じてお子さん達には、自分と友達の「心と命の存在」を知り、互いを尊重し合えるよう問い掛け。大人達には今まで正しいと思っていたいじめに対する対応の振り返りと、今、親として大人としてできることの提案活動をされています。

2020年

コロナウイルス感染により講演会活動の開催はできませんでした。

2021年

第1回講演会

11月28日午後1時30分から、新潟市市民活動センター研修室において、新潟県子どもの発達と不登校を考える会「アーベルの会」代表西 伸之さんを迎え、演題「不登校の子どもたちとの接し方を考える」と題して、オンブズとして初めてのオンライを取り入れた講演会を開催しました。 ニュース第20号に掲載されていますが、 「昨日の講演、とても素晴らしかったです!涙涙で聞いておりました。わが子は不登校ではないものの、反抗期真っただ中・・・、信じて任せて待つ…よく子どもの話を聞いてあげようと、夫婦で話し合いました」 と講演会にオンライン参加されたご夫婦から感謝の言葉が寄せられました。